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​ティダヌファ-太陽の子-

三線から始まり、沖縄音階も混じり、沖縄特有のお囃子も混じる

このアルバムの中でも一番くらいに沖縄っぽい、力強く明るい曲。

だけど、その裏に隠れる暗く厳しい時代のことも、

琉さんは忘れずに歌う。

その辛さ、哀しさがあるからこそ、

沖縄の人の明るさは、強く逞しいのだろう。

琉さんがこの曲を沖縄っぽく仕上げたのは、

沖縄の人だからこその、その強さ、明るさと、

裏にある哀しみを忘れず、歌い継ぎたかったのだろうと思う。

それはまさに沖縄に降り注ぐティダの強烈な光そのもの。

内地から沖縄について、あのティダを浴びた瞬間、

嬉しい気持ちと同時に、なにか心に湧いてくる力を感じることがある。

あのティダがあるから、沖縄の人は悲しい歴史さえも飲み込んで、

自分自身の肥やしとしながら、笑いながら生きてこれたのだろうと思う。

そして、それはこれからもずっと続いていくのだろう。

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